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谷田部の老舗和菓子店「玉川堂」に行ってみた

こんにちは。筑波大学芸術専門学群4年の久保木結香です。


先日、つくば市谷田部にある和菓子店「玉川堂」さんに行ってきました。

玉川堂は谷田部商店街通りに面した場所にあります。

 レトロな看板が迎えてくれます。

 戸口やショーウィンドウには草もちや芋ようかんなどの手書きの張り紙がしてあります。手書きって印刷された字とは違ってやわらかさや温かみがあって素敵だと思いませんか?張り紙の中で特に気になったのは「黒大福」の文字。黒大福とは?期待を胸に店内へ。


 店内の簡単な図を描いてみました。

 店内にはメインのショーケースの他に、贈答向けの商品を置いたショーケースとおせんべいのコーナー、おだんごのコーナーがあり、小さな飲食スペースだと思われる場所もありました。ここで食べていくこともできるようです。メインのショーケースには大福やまんじゅう、どら焼きなど20種類以上のお菓子が並んでいて、どれも魅力的で迷ってしまいます。


 迷いながらもいくつか商品を選んでみたのでイラストと一緒に紹介します。


 1つ目は気になっていた「黒大福」。おかみさんから聞いたところ、この大福のもちには黒米を使っているそうです。なるほど、だから黒大福。黒米を使っているので普通の大福よりも栄養価が高く健康にいいそうです。

 食べてみるともちには雑穀が練りこまれており、つぶつぶとした食感が面白いです。中に包まれた甘いあんことつぶつぶ食感のもちが合わさって美味しかったです。玉川堂さんでは黒大福の他にも枝豆あんを包んだ珍しい大福が売っています。


 2つ目に選んだのは「きみしぐれ」という生菓子。きみしぐれはメジャーな和菓子の1つで食べたことのある方も多いのではないでしょうか。玉川堂さんのきみしぐれは中のあんこが2層になっており、外側の薄黄色に色づいた生地の割れ目からはきれいな桃色のあんがのぞいておりとても可愛らしいです。

 ほろりとほどける柔らかな生地と中に包まれたなめらかなあんこの一体感は最高です。しっかりとした甘さがあるので今の季節なら温かい緑茶と一緒に楽しむのがおすすめです。


 そして3つ目に選んだのは、その名も「伊賀七まんじゅう」。

「伊賀七って?」と思った方も多いかもしれません。このまんじゅうは谷田部の発明家「飯塚伊賀七」にちなんで作られました。

 伊賀七の焼印がトレードマークで、中にはさらしあんとしょうゆ味のもち米が包まれています。まんじゅうにもち米という珍しい組み合わせですが意外と合うんです!甘すぎないので甘いものが苦手な方もいけるかも?他にも黒糖味や、なんとわさび味の伊賀七まんじゅうもあります。味が気になる方はぜひ買いに来てみてください!


 創業130年の老舗和菓子店「玉川堂」。現在はおかみさんの息子さんが5代目として1人で全てのお菓子を手作りしているそうです。小さいながら遠方からも注文が入るほどファンのいる玉川堂の和菓子を買いに皆さんもぜひ谷田部に訪れてみてください。ご主人の手で丁寧に作られた和菓子と気さくなおかみさんがお店で待っていますよ!

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