こんにちは。理工学群社会工学類4年の川田隼史です。
突然ですが皆さんは「つくば道」というものをご存知ですか?
地図の出典:つくばエクスプレス 筑波山・筑波山麓ガイド
つくば道は江戸時代に三代将軍徳川家光が整備した筑波山神社への参拝道です。
1986年には日本の道百選に選ばれるなど、首都圏近郊の手軽なハイキングコースとして人気のコースとなっているそうです。
つくば道の周辺は歴史を感じさせる風情ある町並みが残されているため、歩いていて楽しい道であることは間違いありません。
写真出典:観光いばらき
そこで今回、写真のような歴史溢れる感じの道を歩いてみたいなと思い、つくば道を歩いてみることにしました!
全長4km(1里)あるつくば道のうち、スタート地点である北条地区の入り口からおよそ1kmの距離を歩くことにしました。
当日は真夏ということもあり、あくまでお試しということで途中まで進むことにします。
それではつくば道に向かっていきましょう!
北条地区へはつくばセンターからバスで向かいます。
つくバス「小田シャトル」で45分、北条仲町バス停に到着しました。料金は300円程度とお手軽ですね。
バス停から少し歩くとつくば道の入り口を示す道標が立っていました。
大きさは3mを超え、とても目立つため簡単に見つけられると思います。
道標のすぐ横に筑波山神社までにかかる時間の案内がありました。
住民の方が用意したものなのかもしれませんね
この案内一番下の「点滅信号」の場所が今回の目標地点です。
それではつくば道を進み始めます!
写真左手にはつくば道の詳細を伝える案内板が立っていましたが、劣化が激しく字が読み取れない状態でした。
つくば道が始まってからしばらくは緩やかな上り坂が続き、歩道もあまり広くない道が続きます。
意外にもにも車の交通量が多く、このつくば道自体が県道139号線に指定されています。
筑波山方面から抜け道として利用する人が多いのかもしれませんね。
ある程度進むと日本の道100選を示す石碑が立っていました。
北条のまちなかには写真左のような「北条歴史めぐり絵巻」の看板が立っており、分かれ道でも迷わずに目的の名所に行けるようになっています。
(設置されて年月が経っているものもいくつかあります)
その後もひたすら狭い道が続きます。
上り坂にカーブの連続が合わさりさながら山道のようです・・
道路の両側は住宅と畑に囲まれており、とても静かな雰囲気です。
道の先に筑波山が見えますが一向に近づいている気がしません・・
30分程度歩いて今回の目標地点まで到着しました。
つくば道のはじめおよそ1kmの間は、歩道がない狭い道が続いておりお世辞にも歩きやすい道とは言えなかったかもしれません。
しかも、石畳で整備されているような道は一切なく、民家と畑に挟まれた道が続いていただけでした。
これはおかしいと調べてみると、冒頭の写真のような石畳の道は今回の目標地点からさらに1km先の「神郡(かんごおり)」地区になると見られる景色のようでした・・。
私はつくば道は最初から石畳の道であると思い込んでいたようで、今回は私の事前調査不足でした。
期待して読んでくださった読者の皆様、申し訳ありません。
自分の調査不足のためあまりつくば道で刺激を得られなかったため帰り道は少し脇道にそれて帰ります。
つくば道を外れて北条方面に向かっていく途中、面白そうな施設を見つけました。
こちらの「つくばワイナリー」では地元産のぶどうを使ってワインを製造しているようです。
店の周囲には一面のぶどう畑が広がり、他の場所とは違った雰囲気となっていました。
今回横を通った際には営業していなかったため、外観の写真だけになってしまいましたが、このつくばワイナリーのワインは北条のまちなかでお土産として売られていますので、ぜひ自分の目で確かめてもらえるとうれしいです。
そして畑の中を進んだりしながらも無事つくば道の入り口に戻ってくることができました。
こちらの地図はつくば道の入口付近にある観光案内のものです。
この地図でオレンジ色に描かれているつくば道、今回はこの地図の上端まで歩いたことになります。
地図で示されているとおり、つくば道から脇道にそれると多数の歴史的建造物に巡り合うことができます。
今回の移動距離は3.5kmでかかった時間は1時間でした。
バスで北条に向かう場合、バスが1時間に一本なので今回の移動が目安になるかもしれないですね、是非活用してください。
今回はひたすらつくば道を進んでいった結果、ネットで出てくるような歴史的な道路に出会うことができませんでした。しかし、つくば道の道中ではなく、脇道にそれることで様々な歴史的建物に触れることができました。
今回実際に歩いてみて、私がおすすめするつくば道観光の流れとしては
北条のまちなかを探索→神郡(かんごおり)地区まで車などで移動→筑波山へむかって歩く
という流れにすれば疲れづらく、歴史的な町並みをより楽しむことができると思います。
今回の私の失敗が皆さんの観光に役に立つことを願っています。
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