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筑波山サイクリストの憩いの場 『彩食工房 ひるくらいむ』

こんにちは。芸術専門学群2年の澤出望生です。自分は北条に行ってきたのですが、その際に訪れた洋食屋さん、彩食工房 ひるくらいむさんを紹介したいと思います。普段はビジュアルデザインを主として学んでいるのですが、そこからブランディングについての要素と関連付けてこのお店を見ていこうと思います。

下図、こちらがそのお店です。道路から1段高い位置に建物があり、店の前まで車で行くのは難しいです。事前にリサーチした際に『駐車場が狭いのでご注意ください』と書いてあったので少し離れた駐車場に停めましたが、その判断で正解でした。どうして車でのアクセスが少し悪いのか、はこのあとすぐわかることになります。

こちらが店舗前の写真です。ロードバイクを置くための場所があります。これが先程の疑問の答えでもあります。実はこのお店は、筑波山周辺や、りんりんロードを自転車で走る人達を主にターゲット層にしたお店なのです。これはブランディングの要素でいうと『ユーザーペルソナ設定』というものになります。〈ひるくらいむ〉という名前の通りでもありますね。さらに食事処というばかりではなく、工具や空気入れの貸出、チューブの販売、ボトルの水補充など、サイクリストへのサポートも充実しています。じっさいに自分がお店に滞在している間にも、サイクル用のウェアを着たお客さんが来店していました。

こちらが頂いた料理の写真です!お店の1番人気である、『柔らかリブとチキンフリッターのランチ』を注文しました。メインのスペアリブ、鶏はもちろん、多彩な副菜たちもとても美味しかったです。個人的にはクリームチーズの醤油漬けに塩昆布や鰹節が和えてあるものがお気に入りでした。リブは最初は食べ進めるのが難しそうだと睨んでいましたが、想像をはるかに超えて肉がやわらかく、今まで食べてきたスペアリブのなかでもトップで食べやすかったです。骨から肉がするっとはずれて、とても驚きました。まさに『彩食工房』と呼べるようなランチで、ここまで運転を頼んだ知人も、来る価値があったと話していました。

こちら2つの写真はお店の内装、装飾です。食事を終えたあとに、ご主人と奥さんにお話を聞いてきたので、まとめて紹介していこうと思います。大学の課題で記事を書くのですが、と説明した所、快くいろいろ教えてくださいました。

上の写真は壁に飾られている色紙たちの写真です。こちらはお店に訪れた競輪選手や、YouTubeで動画を投稿している方々のものだそうです。ぜひ後で調べてみようと思います。写真下部には自転車や地域誌なども見えますね。写ってはいませんが、この左下にも沢山のサイクリング雑誌がありました。


もうひとつの写真は壁掛けのユニフォームやゼッケンなどです。最初はご主人のものなのかと思いましたが、色んな人に譲ってもらったという事でした。

左の4つのユニフォームのうち上段はこのお店のご近所に住んで米農家をしている、趣味で自転車に乗っている方のものだそうです。下段はサイクルレースでチャンピオンになった人に贈られるユニフォームで、これもご主人の知人のものだそうです。32と番号がかかれたゼッケンの入っている枠、右下に小さく写真が見えると思うのですが、ここにその方が写っていました。他にも自転車のサドルなどの部品たちも飾られており、本当にサイクリストのことを想ったおみせなのだなと感じました。自分はロードバイクには乗りませんが、ぜひまた伺いに行こうかと思います。とても素敵なお店でした!


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