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筑波大にも縁ある上郷の“TOFU”〚須藤豆腐店〛によってらっしゃい!

 どうもこんにちは。筑波大学工学システム学類環境開発専攻3年の石田絢斗です。師走も中ごろに差し掛かり皆さん年末年始に向けて大忙しのことであろうと思いますがいかがお過ごしでしょうか?僕はレポートと期末テストと塾講師のアルバイトで請け負っている高3生のことを考える日々で忙しいです(笑)。


 今回はブログの第3弾となりました!第一弾は金村別雷神社、第二弾は歓喜院と随翁院の門について執筆させていただきましたが、もし読んでいただければ幸いです☺

 今回の建築のテーマはずばり身近にありながら日常お目にかかることがないもの、ということで今回は「豆腐屋さん」に注目させていただきました。

        写真 須藤豆腐店の豆腐・油揚げ・豆乳(2019/12/17撮影)


 いや~豆腐は僕にとってヨーグルトに並ぶ離乳食時代からの付き合いでありまして、ご飯に豆腐を崩してめんつゆかけて食べたり、じいちゃんばあちゃん家に行けば今でも油揚げを煮たものを出してくれたりするんですよね☺

 そんな思い入れのある豆腐を建築的に考えるということですが、建築というのは非常に分野が広いものでありまして計画・構法・歴史・法規・構造力学・環境工学・意匠設計と様々であります。ただ、ここでは細かいことは抜きにして豆腐屋さんとはこのようになっているのだということをご紹介出来たらなと思います!


 今回は上郷に長らくお店を構え、筑波大学にもご縁のある人気店「須藤豆腐店」さんに取材させていただきました。我々若い世代は豆腐はスーパーで買ってしまい、なかなか作っているところをお目にかかることができないため今回は建築プラス須藤豆腐店さんの豆製品にたいするこだわりも載せていきたいと思います。


豆腐屋建築に必要な設備はいっぱいある!

 では早速上郷豆腐店さんにどのような設備があるのか紹介していきましょう!






 





まずはこの機械を用いて大豆をつぶしていきます。 












次にこの機械によって豆乳とおからに分離していきます。豆乳をためたタンクがこの写真の左側にありまして、実際に中をのぞかせていただくことができましたそれが下の写真になります。














実際に試飲させていただきましたが…とにかく濃厚で生クリームのような舌触りで、長いこと口の中で豆乳のコクを堪能できました!本当に美味しかったです☺


こちらの豆乳はボトルを持参していただければ購入が可能になっており500ml辺り100円でお買い求めいただけます。


新鮮な豆乳をそのまま絞っただけの為、数日で少々固まってしまうそうですのでお買い求めの際はお早めにご賞味ください!






そのあと奥のタンクにて凝固剤であるにがりの結晶を投入しその後型に入れて実際に豆腐として製作していきます。


ここで用いられるにがり、試食させていただきました☺

コンマ数秒レベルで舌に来るしびれと刺激、そしてセンブリ茶のような苦みがやってきます。とても塩とは言い難い…。


皆さん、にがりは決して口にしてはいけません(笑)












そして出来上がった豆腐はパッキングされて出荷されていきます。行先としては桜にあるJAや筑波大学など多岐に渡ります☺

僕がスーパーで見ているような豆腐より大きくて美味しそうです(笑)








よくみてみると床は緑色の塗装がされており従業員はゴム長靴を着用しておりますが、こちらは水場が多い為に滑り止め防止の工夫がされている模様です。以前コストコのフードでアルバイトをしていたことがあるのですがやはりそこでも長靴で似たような素材の床でした。このほうが最後に清掃する際にホースを用いて一気に掃除できるんですよね。水場が多い為にどうしてもぬれたりするので共通する建築上の工夫が感じられました。


須藤豆腐店の天井は格子天井!


格子天井は第一回に金村別雷神社を紹介させていただいた際にも登場したのですが、神社建築では格式の高い神社に用いられる天井でなかなか一般の建築物ではお目にかかりません(旅館とかで目にするかと思います)。


取材の際、本当は奥のように改装してしまう予定でしたが大工さんがもったいないからと改装を断念した結果残っています。大工さんナイスです☺







こだわりの詰まった須藤豆腐店の「お揚げ」

 今回の取材ではお揚げさんの製作現場をうかがうことができました。

 実際の製作過程とともに色々掲載していきたいと思います!


 須藤豆腐店のお揚げのポイントは、第一に油は菜種油を使用すること。

 そして第二に、油の温度を120度と180度の二段階に分けて揚げること。二段階に分けることで途中で千切れることもなくふっくらとした大きなお揚げをつくる事が出来ます。低温の際に豆腐は約2倍の大きさまで伸びていきます。そして高温の油に移し変えることによってふわっと大きく膨らんでいきます。普段売っているスーパーの油揚げは揚げた後に空気で中をふくらましているようで、そこは市販のものと絶対に違うポイントだと思います。



出来上がったお揚げはその後広く並べられ余熱を取ります。


僕は出来立てをお醤油とともにいただきました(笑)

菜種油と醤油と豆腐の香ばしい風味と揚げたて特有のサクサク感、それでいてモチモチしていて歯ごたえがいいです☺



おすすめの食べ方はお揚げをそのまま醤油で食べたり、和風ドレッシングをかけて食べることだそうです。お揚げは煮ものにしないと食べれないという偏見にたいそうお嘆きされていました!(ここ強調)


実は今回お母さん特製の厚揚げの煮ものもいただきました!


甘めの味付けに生姜の風味の香る優しい一品でした。ごちそうさまでした☺








終わりに






今回取材させていただいた須藤豆腐店の須藤茂さん及びお母さん、ありがとうございました!


さっそく家に帰って和風ドレッシングでお揚げさんをいただきたいと思います(笑)


ブログをご覧の皆さんもぜひ須藤豆腐店のお豆腐・油揚げ・厚揚げ・がんも・豆乳をご賞味ください!





=須藤豆腐店のグーグルマップ=

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