top of page

小田の災害や犯罪について

こんにちは。理工学群社会工学類2年の堀田伊吹です。先日は小田駐在所の方へ取材に行かせていただきとても貴重なお話を聞くことができました。小田駐在所の小泉さんがとても優しく、私は大変温かい気持ちになってつくばに帰ったのを思い出します。その際に、小田の犯罪や災害などについて聞くことができました。私の専門が都市計画であり、都市の防犯などに興味があるため今回は小田の犯罪などについて書きたいと思います。


豊かな自然



まず、小田はこのように山などの自然に囲まれています。そのため、頻繁ではありませんが、山火事などが起こるそうです。また、住宅が密集しているため、火災が起きた場合は火が回るのが速そうだという印象を受けました。畑ではたまに盗難などの犯罪も起こるそうです。農機具が盗まれる被害はいくつか発生しているとのことでした。しかし、それ以外の大きな犯罪は特に最近はないということでした。小田の山では毎年祭りなどのイベントが行われており、山は大変重要な場所になっています。しかしその分火災なども発生しやすいため、十分な警戒が必要だと感じました。


小田の子供たち



小田地域は子供の数が非常に多いです。よって、子供の注意喚起は強く行っているらしいです。小田小学校が廃校になったため、子供たちは中高一貫校の秀峰筑波義務教育学校にバスで通学しています。よって、バスから降りた子供たちを駐在所の小泉さんが見送るなどしています。また、駐在所だけでなく、地域の高齢者の方々が家の前に立ってくれるなどしているらしいです。私はこのことは大変すばらしい活動だと考えています。高齢化が進んでいる今、街中に大人の姿は減ってしまっています。大人の姿が見えない街では、子供が被害を受ける可能性が高くなります。よって、高齢者がまちに多くいることは、子供の安全にも良いですし、高齢者の生きがいや安全確認にもなるため様々な良い影響があります。


子供に多い事故



先ほどこの地域には子供が多いということを言いましたが、子供の事故もいくつか発生することがあるらしいです。小田には写真のような水路が多くのところの通っていて、川もすぐそばに流れています。見たところ街灯が少なく、夜はかなり暗いためもちろん不審者の心配もありますが、子供が水路や川に誤って転落する事故が発生するそうです。もちろん対策はされているとは思いますが、思ったよりも水量が多く流れが速かったため、都市計画的にもう少し変化があっても良いかと感じました。まずは普段から子供たちに水路には入らないよう強く言い聞かせることが大切だと思いました。


りんりんロードにある危険



小田にはつくば霞ヶ浦りんりんロードが通っています。つくば霞ヶ浦りんりんロードは、旧筑波鉄道の廃線敷と霞ヶ浦を周回する湖岸道路を合わせた、全長約180㎞もあるサイクリングコースのことです。非常に走りやすく景色も良いため、多くの人が利用する一種の観光スポットになっています。しかし、りんりんロードでは事故が発生します。普通の自転車ではなく、スポーツバイクなどの自転車で、かなりのスピードを出して走る人がほとんどであるため、衝突すると大変な事故になります。観光客が増えるなど、多くのメリットもあるため、自転車側と歩行者側、双方の注意が必要になってきます。


安心・安全を守る小田駐在所



最後に、今回小田で起こる犯罪や災害、またその対策についてお話を聞かせてくださった小田駐在所です。小田駐在所は盗難や事故などのトラブルがあるとすぐに駆け付けてくれ、地域住民の中にも困ったら小田駐在所という共通認識があるため、被害を最小限に抑えることができます。また、地域密着型の駐在所であるため、犯罪が起こらないための抑止力にもなります。子供たちにも親しまれているため、子供たちには直接指導をすることができますし、子供の被害を未然に防ぐ準備をしやすいと感じました。駐在所の存在そのものが、被害の縮小、未然防止に寄与しているため非常に大切な存在だと感じました。


今回小田の犯罪や災害について書きましたが、基本的に小田はそのような被害が少ない安全な地域です。住民間のつながりが強いため、今のような治安が保たれていると思います。しかし、高齢化や空き家問題など日本全体としての問題はだんだんと現れてきており、避けられないそうです。地域内でのまちづくりとともに、行政と連携した都市計画が今後進んでいくといいと感じました。

bottom of page