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上郷のランドスケープ🗺

 こんにちは、筑波大学工学システム学類3年の石田絢斗です。

 先日上郷において筑波大学付近にある僕のアパートからはじめて車でなく自転車で現地調査をしに行ったのですが、意外と近く大きな道路をまっすぐ行くと着くんですね。30分前後で着いたのには驚きました。研究学園へのアクセスも良好でした。

 さて今回の第5弾がブログにおける最終回となりましたが、「5つ記事を書くうち1つはランドスケープに関するもの」となっているため本日は上郷においてこれをテーマに記事を掲載していきたいと思います。☺


そもそもランドスケープとは?

 ランドスケープといきなり言われてもピンとこないですよね(苦笑)。僕も最初そうでした。上の年表は自身が授業内に仕上げたものですが、ランドスケープデザインとは要するに「地域ごとの環境づくり・地域づくりをデザインすること」であり、その土地の風土・文化のことも視野に入れたデザインであると考えております。

 個人的には何事においても大まかな概要と細かな詳細を考えることがセオリーなのかなと考えているのでこの分野はそのうち前者の大枠をとらえるほうなのかなと考えています。


 これらを踏まえて、今回はつくば市上郷におけるランドスケープとして道路計画や景観・風景などに着目して自分の考察ができればいいなと考えております。


研究学園・筑波大学にアクセスしやすい好立地

 こちらはケーズグラフィックの野中和宏さんが手がけた上郷マップの一部ですがその上に茶色くマーキングした県道24号とアグリロードに注目してください。すると以下のような簡略図が得られます。

 実は上の図のように筑波大学を横断する県道24号を用いれば上郷まで直通で行くことができ、コストコやイーアスつくばなどがある研究学園方面には県道24号のほかアグリロードを利用するとかなり早く、アクセスできることがわかりました。

 ここまで硬苦しく書いていてあれなんですが、今回上郷には“調査”というよりはシンプルに以前お世話になった須藤豆腐店に美味しかったお揚げと衝撃だった木綿豆腐を買いに行くのがメインな目的でありまして、ついでに「自転車で行けんのかな?」「晴れてるしせっかくだからぐるっと回ってみるか(笑)」くらいの気持ちでぐるっと回ってみたのですけどね(笑)。


僕の見た上郷の風景

 今回は先ほど述べたように自転車を用いて彼女と現地調査(ギュッと短縮するとサイクリングデート)をしたのですが、ルートは筑波大学より県道24号で上郷に向かい南に向かってアグリロードからこっちに帰ってくるコースで1周しました。そのなかで、気付いた事や感動した風景,または今まで自身が別調査で撮影してブログに掲載した・あるいは載せきれなかった写真を掲載してまとめとしたいと思います。


 

 



 こちらは上郷付近における県道24号の道路。一般的な道路と異なって自転車や歩く人の通るスペースが広いです。大きな荷物を横付けして出し入れしたり、来客の際に止めるスペースとなっていたり等昨今の路駐問題や自転車と自動車の走行道分離の問題などにる解決策はこのような道路にあるのではないかなと感じました。本当に広かったです。

 またここまで来るときは歩道は一方の道路にしかついていなかったのでありがたい。




 須藤豆腐店で目的のものを買いつつそこのおばあちゃんとおしゃべり。今日はおじちゃんが配達に行ってしまってたのでおじちゃんに挨拶はできなかったですが、そのあと以前紹介した歓喜院の門構えを再見しに行くと同時にそこから坂を下ってすぐの川口公園へ。

 右の写真は以前も同じような角度で僕が撮ったものを掲載したのですが今回改めて(1月17日)。ここは池の周りを周回できる遊歩道の風景でありまして、普通に歩いていれば唯の並んだ木なのですが少し見方を変えるとこのような芸術性を帯びたものに(笑)。物事って見方によって様々な表情を見せるというか柔軟性というか、万物に必要なことの一つに気付かされたような気分でした☺

 

 

 歓喜院などのある通りから地図上で言う下側に進み稲荷神社や草間ブルーベリー、ひろせを過ぎたあたりにアグリロードの入り口が。歓喜院あたりから自転車で10分くらい。24号沿いのように理髪店やお店が多かったのですが、そこからここまではお店というより人家が多いイメージ。上郷における地域の成り立ちとしては24号沿いが昔から人通りが多い為に商業が発達しその周囲に住宅地・農地が発展していたのであろうなと感じました。

 では、ここからアグリロードにはいります!



 アグリロードを研究学園方面にすすんでいくと左手にこの様な田園風景が広がっており風が気持ちいいです。白菜と芝のフィールド。横にそびえたつ竹はおそらくだれがどの畑かを見分ける目印かなと思います。

 先ほどの写真とは反対側の方向にはこのような光景がみられるところがあります。人家がほとんどみられることなく両面田園風景を見ながらサイクリング🚲非常に気持ちよかったです。途中ブルーベリー畑や紫キャベツ畑などもあって多様な光景が見られました。

 ここを15分前後すると突然木々が都市計画的に並んだ道路のある研究学園手前の道路に入ります。さっきまで田園地帯だったためにギャップにびっくりしました。

 筑波大学すぐ横の春日4丁目にあるアパートまでの到着時間を見てみると、出発してからいろいろ立ち寄って来て3時間くらい。サイクリングとしては適度な距離で急な坂があるわけでもなく、視界も良好でいいルートでした☺


最後に

 ランドスケープという授業を通じて今回自身初の地域調査というのを行えシンプルに楽しかったです。工学システム学類は座学が多く建築といっても建築学科がするようなことは製図と構造計算以外ないので、実際どのような地域でどのような暮らしをしているのかなどを考えるいい経験になりました。今回の授業を通して建築とそれを取り巻く環境との関係に少し触れられてよかったです。これからの建築への向かい方に1角度視点を加えられました☺


 僕たちも様々な学群の授業を通して過疎化していく地域・高齢化が進む地域について官・民どのように考えているのかを学んできたのですが、それを踏まえて僕なりの考え方を述べると決してすべてが悲観的ではないように思えます。人工知能の発達と機械化の進行によって今まで手間だった手作業によるものがどんどん機械化されていくと思いますが、裏を返せば機械化できない”経験がものをいう”分野は完全機械化は不可能です。工学分野にいる身であれば機械の正確さともろさは多少経験します。機械は人が理論と経験を基に作り出すものであり決してその範疇を超えない。AIによって仕事を奪われるなどという人もいますが人口減少の進む我が国において本当に機械化を進行したとして減少する人の妨げになるでしょうか?むしろ今まで多くいた労働人口とのギャップの埋め合わせになると思いますし、コストだって導入から維持費用、処分までかなりかかりますので人件費との天秤にかかる分野もあると思います。なので僕は農業は人類が最後まで行う仕事の1つであると考えているので、上郷のように田畑の多い地域は時代のニーズに合わせて形を変えつつ長期的に存続していくのではないでしょうか?変わらないというのはないかなと、僕たちももうちょんまげつけて刀さして歩いてないので(笑)


 上郷においてはまだまだ掲載できなかったものもたくさんあります。「啄木鳥」というカフェやその道路沿いのラーメン屋さん「いやどうも」、ブルーベリー農園、酒屋・魚屋・民宿・神社などむかしから地域に根付いたところや、逆に新しくできたコンクリ製の扉にピザが書いてあるレストラン「EMA'S HOUSE」などほんとにたくさん。ぼちぼちサイクリングしながらコンプリートしていこかな(笑)都市化していくのは利便性の上で大事だとは思いますが、僕も茨城出身の身なので東京行くと息苦しくて疲れる疲れる。“程よい田舎”がストレスフリーでちょうどいいです。


最後なのでいろいろ書かせていただきましたが短い期間ご精読ありがとうございました!

またどこかでお会いできることを楽しみにしています🙌


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