こんにちは。芸術専門学群構成専攻4年の杉田穂波です。
今回は前回に引き続き、小田について紹介しようと思います!
前回とは少し視点を変えて私の専門分野である芸術、構成の視点も踏まえ、小田を見ていきます。
こちらは小田へ行く途中の田んぼ道です。左右に田んぼが広がっています。
よくみると田んぼが規則的に区切られていて、グリッド状になっていることがわかります。
地図を見ても、田んぼが規則的に長方形で区切られていることがわかります。
直線で分割されていて、人間が手を加えている様子がよくわかります。
だいたいどのグリッドも同じような面積で区切られています。
管理のしやすさなどからこのような分割がなされたのでしょう。
田んぼ道を越え、茂みをくぐるとこのような景色が広がっていました!
雄大な自然の宝篋山と人工物である橋のコントラストが面白いですね。
空はいまいちの様子でしたが、おかげで山の遠近感がよくわかります。
近景と遠景の違いがはっきりしています。遠くにあるものは白く、青みがかっています。
遠くにあるものを青みがかって描くというのは、昔に考えられた遠近法の一つです。
昔の人々はこのような景色を見て、遠近法を思いついたのかもしれません。
人工物の橋は、下が金属とアスファルトで格子状になっています。なぜこうなっているのかはわかりませんが、少し田んぼと似ていると感じました。
こちらは小田城跡にあった説明看板です。
このような公共の看板は、目線の高い大人、目線が低い子供や車いすの方全員が見られるよう意識して作られています。
この看板も比較的低い位置にありますね。目線の高い大人からも見やすいよう、看板自体は斜め上を向いています。
そして文字の大きさも、読みやすいような大きさになっています。フォントは明朝体ですね。
色彩も落ち着いていて、そして文字が見やすいような配色になっています。
歴史的価値のあるものの説明看板なので、厳かな雰囲気になっています。
しかし明朝体のような直線的な要素だけでなく、タイトル部分には曲線が使われています。
一方こちらは宝篋山小田休憩所にあった看板になります。
小田城跡の物とは違い、カラフルな色彩です。
フォントも明朝体以外のゴシック体などをつかっており、やわらかで楽しい印象を受けます。
そして小田城跡の物と同じく、どの目線の人からでも見やすい高さ、大きさになっています。
近くにいすや机があったので、座った人からでも見えやすいようになっています。
小田城跡の物とは違い、この看板の周りの素材は木が使われています。
自然素材を使うことによって、豊かな自然とぬくもりを感じられます。
そしてこちらは芝桜のある場所から宝篋山を見た写真です。
左には鳥居が見えますね。灰色の鳥居で、朱色のものより自然の景色に溶け込んでいます。
ここは宝篋山の小田城コースの登山口のようです。
春には周りの緑の中で、芝桜のピンクがよく映える景色が想像できます。
芝桜のほかにも、近くにヒマワリが植えられているようで、地域住民の方々が登山口にいろどりを加えようとしていることがわかります。
どの季節でもいろどりを楽しめるように、四季折々の花々を植えればより華やかでわくわくする登山口にできるのではないかと感じました。
今回は小田の景色を私の専門分野から分析してみました!
人が手を加えた自然や、人工物のある景色がたくさん見られました。
自然の景色と人の景色の調和は面白いですね。
また小田に訪れて、まだ見られていない場所を見に行きたいと思うようになりました!
皆さんも是非小田に足を運んでみてください!
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