周辺市街地における地域との『共創』に向け

​つくば市都市計画部 周辺市街地振興課に聞く

聞き手:今泉優子、濱中いずみ、勝山祐衣、嶋田珠々、劉山、ハンセンマックス、北川りさ       構成:スンスシエア
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 周辺市街地とは、旧町村時代から身近な生活の拠点として発展してきた市街地:北条、小田、吉沼、大曽根、上郷、栄、谷田部、高見原を中心としたエリアである。近年、若者流出やコミュニティの活力低下などの課題が顕在化しているため、つくば市は2017年、都市計画部に「周辺市街地振興室」を設立、「これら周辺市街地を活性化することで、その生活影響圏にある地域の活性化にも繋がることを期待」(『つくば市周辺市街地振興の取組について』より)、周辺市街地をR8(リージョンエイト)と名付け、活性化に本腰を入れ始めた。今後の発展計画や活性化プランを実施するときに注意すべきことなどについて話を伺った。

ーつくば市の各地域の発展程度や都市化の程度は異なって、例えば多くの人はつくば駅の周辺地域だけが賑やかだと考えていると思います。つくば市の周辺市街地振興についてハード面の発展計画な方向などはありますか?ー (自分が行った質問の箇所に自分の名前を記入)

  (質問への回答としてはちょっと意味が分からない →) つくばセンターのBiviにパンフレットの設置は行っています。 公共の駐車場を作ったり、情報配信の仕組みを作ったりしています。まずは「何をしたいのか」からその次の段階としてハード面の発展があると思います。 

ー つくばの地域により住んでいる人や住んでいるエリアが大きく違いますが、各地域のアイデアの考え方や出し方にも違いはありますか?ー(ハンセン)

 「あれやりたい、これやりたい」が出てくる地域と「慎重に…」という地域があります、 たとえば上郷はたくさんアイデアが出てきてそれを集約していくイメージです、 対照的に、高見原はじっくり考えていく感じです。

  組織の中には必ずキーパーソンとなる人物がいるので、その人を探し、周りの人がプレイヤーとなって共に活動できるようにしています、 「きっかけ」を作ると良いですね。

 地域の個性は、地域の目標(テーマ)にもよく表れていると思います、 振興課としてサポートするにあたり、地域の方々が経験してきたことや共有できる価値観が何なのか、組織メンバーの性質を知るのも大事です。

ー様々な地域へのインタビューを通して、周辺市街地では、昔からの住民と新しい住民との間で交流が少なく連携が取りづらい側面があるように感じました。R8コンペなどの取り組みを通して現状はどのように感じましたか。また、両者の間の意識の違いなどを感じましたか。ー(濱中)

​  確かに昔からの住民と新しい住民とでギャップがあり、交流が少ないです。 外から来た人の方がその地域の良い点を見つけてくれるので、ぜひ協力しながら振興を図りたいです。 

ー地域振興活動を進めるにあたって、手本や例となる様な地域や取り組み、プロジェクトなどは存在しますか。また、コロナ禍では難しいとは思いますが、視察に行ってみたい(またはすでに行った)場所などはありますか?ー

 コンペや地域のビジネスが大切だと思っています、ビジネスコンペを計画しています。その他、市長がよく言及しているアメリカのポートランドでの活性化取組をお手本にしたくて、ポートランドに行ってみたいです。国内でも様々な事例を参考にしています、 例えば今まで行ったR8ロゲイニング活動も参考になります。  

ー地域振興活動に興味はあるけれどどうやって仲間に入れてもらったらいいのかわからず参加できないといん面があります。どの様に参加していくのがいいか、おすすめの方法はありますか?ー(勝山) 

 例えば自治会に顔を出してみるとか、地域の集まりに顔を出して、イベントに参加して徐々に溶け込んでいくとよいと思います。現在、多くの地域で人手が足りない現状があるため、 あまり重く捉えすぎず、ちょっとしたお手伝いから参加するといいかもしれないですね。(勝山追記)

​(嶋田):ー実際これまでの各地域へのインタビューで学生に期待することを伺うと、活動に「仲間として参加してくれるだけでもいい」「若い人がいてくれるだけで」という声が多かったように感じました。ー

 

ー今までのインタビューを通して他の地域や(同じような志を持った人たちと)協力したいという声が多くあったように感じるのですが、地域間等の連携を効率よく進める上で大切なこと、注意すべきことはありますか?ー(嶋田)

 ネットワークづくりと場づくりですね。 地域の方々だけで新たなアイデアを出す、地域間だけで話し合いを進めるのはやはり難しいと考えているため、市のサポートが重要だと思います。住民たちが中心になって繋がっていけるよう、最初の繋がりのきっかけや最初のネットワークなどを作るのが大事です。

​聞き手の感想:(スンはその日アレルギー起こしたため振興課へのインタビューに参加してなかったです、何か別のものを書けるではないかと考えています。)​一人一文ずつ書いてください

​ 

 (今泉)「きっかけ」という言葉に印象深さを感じました。大学院生としてもその「きっかけ」を作れるような地域活性化のキーパーソンとなれるように努めていきたいです。

(嶋田)これまでのR8各地域へのインタビューを通して、わかったことそれぞれがパズルのピースのようなもので、それらが今回のインタビューで一致したという感覚でした。今後、私たち自身が地域活性化に向けた活動を行うにあたってはR8各地域の特色を理解していくこと、そのためのコミュニケーションが重要であると感じました。

(濱中)協議会運営のサポートの難しさや大切さを感じました。会議の進め方やアイディアの出し方など献身的にサポートされているのだと実感しました。市役所振興課は、協議会や地域全体を繋ぐハブ的存在としての役割があり、活性化になくてはならない存在だと感じました。私自身、市役所職員として地元の街づくりに関わりたいと思っていたので、活性化や賑わいづくりのやりがいや現状を深く知ることができ大変勉強になりました。

​(マックス)これまでのインタビューで、各エリアの活動に大きな違いがあることに気づきました。その理由を聞いてみると、「キーパーソン」と「周りの人」の重要性や、きっかけの重要性を教えてくれました。これを聞いて、活動の手助けを必要としている地域のキーパーソンや周りの人に新しい活動のチャンスを紹介したいと思いました。

(勝山)市外から来ている自分が地域への参加をするにあたり、必要な心構えのヒントをいただけたと感じています。地域活性化の手法や在り方については、私自身の出自も関係して強い関心がありましたが、実際に踏み込むところまでは至っていませんでした。自らが参与する機会ということで、地域において自分には何ができるか、そこに住む人とのやりとりを大切にしながら考えたいと思いました。