こんにちは。筑波大学芸術専門学群の勝山祐衣です。
今回は吉沼を散歩しながら見つけた気になるものたちをレポートします。この日の天気は曇りで薄暗かったので、まちの景色が不思議な雰囲気を纏っているように感じました。
これから紹介していく写真からもそんな様子が伝わるといいなと思います!
まずはまちなかで見つけたこちら。手作り感あふれる「Pochi Tama Home」の看板です。「Tama」の“a”や“m”の字が猫のようになっていたり、「Home」の“m”の字が家の屋根のようになっていたりと、細かな工夫が光った楽しいデザインです。
ポチとたまと言えば犬と猫の名前のテッパンですが、この一軒全部がポチとたまのお家なのでしょうか…?小さい頃に読んだ絵本の世界のような想像が捗ります。
すぐ下の「夢の止まり木」の表記も含め、謎は深まるばかりです…
まちの中心から足を延ばしてしばらく歩いていると、こんなものを発見。
ゾウの乗り物と小さなすべり台が、石材置き場にぽつんとありました。
どこから来たのか、いつからここに居るのか、かつては子どもたちに親しまれ使われていたのだろうと思うとちょっと切ない気持ちになります…
なかなかの存在感で、山積みの石材の中でひときわ目をひきます。もの寂しげで、でもどこか懐かしい雰囲気は、フィルムカメラなんかで撮影したらさらに映えそうです。
筆者はこの日、インスタントカメラを持ち合わせていなかったのですが(無念!)お持ちの方はここで写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
畑の間を歩いていくと、軽トラックを使った販売所を見つけました。
荷台に陳列棚を作り、手作りの木製の棚でさらに売り場を延長。ビールケースやベンチも使って、野菜や花を販売しています。商品のお代は箱の中に入れてもらう仕組みです。
筆者の地元でも、こういった無人の販売所はよく見かけるのですが、ここまでしっかりポップアップしているものは見たことがなかったので新鮮でした。
無人ながらも、陳列棚に添えられた「来て頂いてありがとうございます」の手書きメッセージが安心感を与えてくれます。吉沼の人のあたたかさを感じました。
そこそこの距離を歩いてきたので、ちょっと疲れてきた頃。
パッとみた瞬間、ここだけ切り取られた異なる空間に見えて不思議だった石塀です。
よく見ると、既存の石塀と新しい石塀とでパターンの穴の開き方やブロックの並び方が微妙に違っていることに気づきます。何か事情があって同じように直すのが難しかったのかな、と人の手が入っていることを感じてほっこりしました。
さらに町の中心へと戻る途中ではこんな標識を発見。
「新地下」。地上なのに、地下というなんとも不思議な地名です。
地名にはその土地の地形や特徴が由来になっていることが多いといいますが、なぜこのような名前になったのか気になるところです。この日は手がかりなしでしたが、吉沼ロゲイニング当日には地域の方とたくさんお話ししてみて、この土地の魅力だけでなく地名の由来にも迫ってみたいと思っています。
吉沼でお会いできるのを楽しみにしています!それでは!
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