小田城跡を散歩する。

こんにちは。芸術専門学群2年の佐伯拓海です。

今回は、小田地域のランドスケープを一つばかりご紹介させていただきます。

それは、小田城跡です。


小田城跡には、上の画像を参照していただいてわかるように、ずいぶんな歴史的価値があるようですが、本記事ではそこには触れません。興味のある方はぜひ直接足を運んでみてください。画像のほかにも解説パネルが複数ありましたのできっと楽しめるかと思います。


さて、歴史的価値があるのはもちろん大変結構なのですが、そうした「かつての小田城」が持つ価値に加えて、現在の小田城跡にはランドスケープとしての価値があるように思います。しかも、その新たなる価値は、「かつての小田城」にはありえなかったかもしれないという点で非常に面白いものとなっています。


その「かつての小田城」にありえなかったかもしれない小田城跡の新たなる価値とは、複数のレベルから見る平らで広大な空間というランドスケープとしての価値です。私は歴史に疎いので、全くと言っていいほど城のつくりがわからないのですが、まず前提として、城跡というからには城が建っていたのは間違いないでしょう。それが城のない現在の城跡においては、城によってさえぎられていたであろう視界が開けているため、その点で新たなる価値だと言えるでしょう。


上の画像は、一つ前の画像よりも一段上のレベルから撮影したものです。説明が遅れましたが、ここでいうレベルとは、ざっくりと目線の高さだと思ってもらえたらそれで大丈夫です。小田城跡の、堀や塀の名残と思われる凹凸の一部には、降りたり登ったりすることができます。「かつての小田城」においては、堀に降りたり塀に登ることは必ずしも簡単にできることではなかったでしょうから、これも新たな価値として数えていいのではないでしょうか。視点の高さによって、見える景色は大きく変わりますので、ランドスケープとしての価値は十分にあると考えます。


小田城跡内には、御覧のような休憩所(?)もあります。良くも悪くも平らな地形で、日陰となる場所が少ないので、日差しを遮ることができて座って休めるこの休憩所はとてもありがたいです。休憩所の外観も木材を主体としたもので、どことなく周囲と調和していていい感じです。


様々なレベルからの景色も面白いですが、休憩所からの景色もまた面白いです。

上述しましたが、小田城跡は日陰となるところが少なく、晴れの日には全体的に明るいので、日陰となる休憩所の中から日向である外の景色を見ると、明暗のコントラストによって切り取られた景色がより鮮明になっていい感じです。


うろうろしていると結構時間がたってしまうくらい満足感はあるので、ぜひ一度散歩してみてはいかがでしょうか。