こんにちは。芸術専門学群 建築デザイン領域2年次のチョソンミンです。
このタイトルを見て驚いた人が多いと思います。地味にすごい?これはどういうことなのか! と思う人々がきっといるでしょう。
* このように「地味」という言葉を使うことが否定的な意味を表すことは十分承知しています。
しかし、今回はこの「地味に」という意味について新しく解釈したいと思っています。
R8の地域を調べながら気づいたのは、全て素晴らしい地域であるということでした。
もちろん、素晴らしくない地域はありません。各自、特有の魅力を持ち、歴史を持っている地域でしょう。
それにも関わらず、この「地味に」という言葉をつけたのは、まだその魅力がより多くの人々に伝わってないからです。
では、今からその谷田部の魅力のスポットに一緒に行ってみましょう!
最初に行った場所はこの「梅屋旅館」です。外観から分かるようにとてもおしゃれな旅館でした。中に入れば和風のデザインが優れている廊下が続いており、和風付きのお客様と洋風づきのお客様のために和風と洋風の客室が半分ずつある旅館です。
長い歴史を持ち、実際に何台にかけて運営されている所でした。中に入りインタビューをした結果、さまざまな話を聞くことができました。
まず、この旅館の主なターゲットは仕事をする人々であるそうです。仕事のために短く泊まるお客さんが多く、特に祭りの時期になると泊まりのお客さんが多いそうです。また、近くにある高校や中学校での団体合宿のためにもよくお客様がおとずれるという話をいただきました。
元々、この旅館はこのようにおしゃれな外観ではなかったのですが、時代の流れによりこのように変わったという話を聞かせていただくことができました。今もより多くのお客様のために昔は会場として使われた別館を大浴室に変える工事をやっていました。
この写真は、「写真を撮らせていただいてもよろしいですか?」と大工さんに聞いた時に笑顔でピースをしてもらった時の写真です。みんな楽しく作業をしてまして、この旅館まで歩いていたためたまっていた疲れがこの方々の笑顔と挨拶の言葉でとれました。
このように、時代の流れにより昔は和室がほとんどだったのですが洋室も作り、会場を大浴室に変えるなどの努力が続けられていたのです。
次に行ったのは、市民ホールです。この前でお祭りをやっていました。
この市民ホールは梅屋旅館の大主の方(インタビューをしてもらった方です!)からお勧めしてもらって行くことになりました。
市民ホールに着くまでには少し長い廊下式の道があり、一番前には「みなのね」という彫刻作品が設置されていました。
実際に中に入ってみたらカウンターでお仕事をしていらっしゃった方からインタビューをしてもらうことができました。この市民ホールの1番の誇りは「市民ホール」です!市民ホールってどういうこと?という方が多いでしょう。
誇りなのは市民ホールの中にある「市民ホール」です!この市民ホールは1000席以上の座席がある大規模のホールであるため毎年大型の公演が開かれるそうです。前から後ろに徐々に高くなる構造を持っているためオペラの公演をみているような演出が可能なとてもすごいホールでした。
この市民ホールでは、このような公演だけではなく、子供の食堂や網教室などの市民たちのための企画も多く行われていました。この街並みを歩いてみた結果、住宅が多く(多くというか住宅以外の建物を探すことがむしろ難しい程度住宅地が広がっていました。)世帯の方々が多いということがわかりました。
このように、主に四人家族むけの企画が行われ、「おもちゃ病院」のようなプログラムもあり子供だけではなく中学生も高校生もご両親も楽しむことのできる企画を毎月実施しているということでした。
私が驚いたのは、外国人むけの通訳サービス電話や相談口もあるということでした!このような細かいことでも気づいてもらっているというとても優しい市民ホールでしたね。
最後は、市民ホールの隣にある交流センターに行きました。この交流センターの三階には谷田部の歴史について詳しい説明と写真、資料を保存していました。保安上の問題のため写真の撮影はできなかったのですが、江戸時代から谷田部がどのような歴史を持ち、どのような過程で成長してきたのかについてより詳しく学ぶことができました。
また、建築家である伊賀七の建築についても紹介されていました。その代表的な例としては「互角堂」があります。五角堂の建築年代は不明ですが、文化14年(1817年)から1818年の間にはすでに五角堂があったと考えられます。
この資料館には、五角堂の平面図や立面図、今の写真などより詳細に情報を含めていたため、建築デザイン領域の自分としては非常に興味深い話をたくさん読むことができました。
このように、谷田部の多様な場所に行きその場所の歴史や意味について学ぶことができました。みなさんもぜひ、谷田部にいき、地味にすごい谷田部の魅力を知ってもらいたいと思います!
(もう地味にと言わないくらいたくさんの人々に伝わってほしいという気持ちを込めて)
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