つくばR8ロゲイニング in 栄 探検記  ~お気に入りの場所を発見しよう~


こんにちは。理工学群社会工学類2年の竹内真雄です。



2021年4月24日,つくばR8ロゲイニングin栄に参加してきました.


つくば市栄地区は,つくば駅から北東に4kmほどの場所にあります.

バスで通過したことは何度かあったものの,降りて歩いてみたのは今回が初めてでした.


まずは,スタートの長屋門から栄のメインストリートを北西へ進みます.

メインストリートとは言っても,センターラインのない細い道路です.

頻繁に車が通るので,歩くときは気を付けましょう.


沿道には,昭和の雰囲気の食料品店や製菓店が軒を連ねています.

筑波研究学園都市が出来る前からある旧市街地,"R8"ならではの町並みです.

今回はその一つ,「妻木屋」にお邪魔しました.


店内には,食料品や衣料品などが,昔ながらの獅子舞や招き猫の置物とともに並べられています.

しかし店のお母さんは,最近移動販売車が来るようになったために客足が減っているとおっしゃっていました.


店を出てあたりを見回すと,営業している気配のないシャッターを閉じている店が点在していることに気づき,はっとしました.


大型店の台頭により,このような「地域のお店」が衰退していく (つまり地域が衰退していく),厳しい現実を目の当たりにしました.普段は近くのスーパーで買い物をしているあなたも,たまには足をのばして田舎のお店で買い物をしてみませんか?スーパーでは味わえない交流が生まれるかもしれません.


再び歩き出し,さらに西へ進みます.

しばらくすると,開けた田園風景へと移り変わっていきます.


下の写真にある田んぼでは,土を乾燥させて肥料を混ぜる田起こしが終わり,土をならしていく代掻きをしている途中でした.田んぼの状態は場所ごとにまちまちで,まだ田起こし中のところもありました.

写真右に見える送電線は,西へ辿っていくと筑波大学の平砂宿舎あたりへ繋がっています.位置関係をつかむ上で良い目印になります.


車などでその場を通過するときには目に留めなかったような光景をじっくり観察することができるのも,ロゲイニングの醍醐味です.さらに,上空から聞こえるヒバリのさえずりや,田んぼの土と周辺の青草が混ざったような香りなど,五感で刺激を得ることができました.


北側に目を向けると,採石場をむき出しにした尖浅間(とがりせんげん)・宝篋山(ほうきょうさん)と,その背後にそびえる筑波山を見渡せました.建物がない場所では,山の全体像が見えるので迫力が増しますね.


間もなく台地の縁に当たり,チェックポイントの體見(すがたみ)神社が見えてきます.


社殿は台地の中腹にあり,うっそうとした森に包まれています.

すぐ上には,滝の台古墳群という群集墳が存在しているようです.

ロゲイニングの地図には載っておらず,新しい発見でした.

この近辺は古代から人々の営みがあったことが分かります.


今までずっと日向を歩いてきたので,森の中で一息つくことができました.



體見神社からは,田んぼの向こうの栄のまちを横目に,台地沿いを南下します.



続いて目指した金田城跡は場所が分かりづらかったため,近くに住んでいる方に聞きこみをしました.

聞き込み自体は参加者の方がされましたが,まるでお互い知り合いであるかのように親しげに言葉を交わしていました.東京出身の私にとっては驚きでした.


金田城跡も台地の縁にあり,農道のような道を進んだ先にあります.

遺構などが整備されているわけではなく,緑に囲まれた広場のようなワイルドな場所でした.


お腹も空いてきたので,近くにある「カフェちゃぴお」にお邪魔してランチにすることに.


しかし,ここでハプニングが.


注文してしばらくしてから,終了時間を30分勘違いしていたことに気づいたのです.

急遽テイクアウトに変更してゴールまで小走りしましたが,間に合わず減点されてしまいました...(カフェちゃぴおの皆さま,お手数をおかけしました)


それでも,勝負以上に充実した体験ができたので,大満足のロゲイニングでした!

時間も忘れるほど夢中になれる,普段なかなかこのような体験はできません.



突然ですが,つくばの見所というと,あなたは何を思い浮かべるでしょうか.


筑波山,エキスポセンター,洞峰公園,・・・

魅力的な場所に溢れていますね.


では,あなた自身が「好きな場所」を探しに行ったことはありますか?


ロゲイニングでは,地域を歩きながらチェックポイントを廻ります.

チェックポイントでの発見はもちろん,移動中にも視界は常に変化していきます.


「こんなところにこんなお店があったんだ」

「ここから眺める筑波山地は雄大だなあ」


このように,歩けば歩くほど未知の世界が待っています.

今回は田植え前の時期でしたが,また別の季節に訪れるとさらに新しい気づきが得られそうです.


そして,歩いたあとはその道のりを地図で見返し,気に入った場所をプロットしていきます.点在していた場所が一枚の地図に投影され,連続性が生まれます.


「あの公園とこの神社はこんな位置関係だったんだ」


もう一度行きたくなった時,すぐに辿り着けるのでおすすめです.


私も自分なりの地図を作ってみました(赤線が歩いたルート,青点が気に入った場所)↓


(出典:OpenStreetMap)


栄地区は,R8の中でもつくば駅周辺からのアクセスが良いので,足を運んでみてはいかがでしょうか.


ただ今はコロナ禍なので,なかなかつくばに来ることができないかもしれません.

それでも,あなたが住んでいる近辺を,何のあてもなく散策してみることはできます.


ぜひ,地域を歩いてみてください.


きっとあなたも,お気に入りの場所を見つけられるはずです.




参考文献

・クボタ,お米ができるまで, https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/,最終閲覧2021.7.3

・国土地理院,1:25,000土地条件図「真壁」,pp.6,https://www1.gsi.go.jp/geowww/landcondition/report/D001-A01-0017u.pdf