こんにちは。芸術専門学群2年の福田瑠華です。
前回は栄で見つけた避暑地をご紹介しました。
今回は一転、暑さと戦いながら見つけたものを紹介します。
私は大学では総合造形領域を専攻しています。
その中でも立体物に興味を持っているので、歴史ある町栄の歴史的な立体物と最近の立体物をそれぞれ見てみました!面白いものを発見しました。
まずはこちら。八坂神社です。
神社といえば歴史的な建造物の代表ですね。この八坂神社は住宅街の中にぽつんと佇んでいて存在感がありました。
皆さんは鳥居に様々な形があるのをご存知ですか?春日大社の鳥居である春日鳥居、厳島神社の鳥居である両部鳥居など様々な形があるんですね。
ですがこの鳥居は調べてもぴったり合う形がありませんでした。不思議ですね……
あまり見かけないレアな形なのかもしれません。
鳥居に細い竹が括り付けられているのもちょっと気になります。お祭りか何かで飾っていたのでしょうか?七夕祭りなどしていたのかもしれませんね。
暑すぎたからか周りに全く人がいなかったためお話を聞けなかったのが非常に残念です。
そういえば往復の50分程の間に自転車で移動している人は1人しか見かけませんでした。暑すぎましたからね。
こちらは別角度から見た柱です。
紀元2601年というのは1940年なんだそうです。そんなに昔から存在していたんですね。
1940年の11月というのは神武天皇即位紀元の記念行事をしていた時期に当たるようです。もしかしたらその記念に建てられた神社なのかもしれませんね。
この神社が住宅街の中にある理由も何となく分かったような気がします。
地域の人達に大切にされてきた神社なのかもしれません。ちなみに、小さめの神社ですが特設の駐輪場があったり、ゴミひとつ落ちていなかったり、雑草がほぼ無かったりとしっかり整備されていました。
こちらにはゴミ捨て場も。
公民館のような建物も敷地内にありました。右側に見えるのはお神輿でしょうか?
とにかく地域の人に根ざした場所であることは間違いなさそうです。
もしかしたら最初に見かけた鳥居に付けられた竹も七夕祭りなどをしていた際のものなのかもしれませんね。
お地蔵さんがいたりお神輿があったりと歴史を感じられる空間でした。昔は流鏑馬などの行事も行われていたとの看板もありました。厄除け祈願なども行っているようです。
ちなみにキュウリがお供えされていました!
地元の方が収穫したキュウリをお供えしたんでしょうね。お供えした場面を想像したら少し癒されてしまいました。
一方変わってこちらの像。
何と立体の飛び出し坊やです!栄小学校の前の横断歩道横にいました。
飛び出し坊やは看板に飛び出している状態が描いてあるイメージでしたが……別の飛び出し方をしてしまいましたね。こっちの方が安心ですが。
この向きは小学校側から見た写真です。小学生たちには同じくらいの目線で見えるのでしっかりお手本になっていそうですね。
よく見ると長靴の厚みとか帽子の下側とかしっかりしてますね。思ったより作り込まれている……
神社(鳥居)も飛び出し坊やも地元の人々にとって身近な立体物だとは思いますが、場所や役割によってこんなに距離感が変わるものなんですね。
神社は親やおじいちゃんおばあちゃんみたいなイメージですが飛び出し坊やはお友達感があります。
尚ちょっと向きを変えると少しホラーになります。
目が凄いですね。開ききっています。
よく見ると黄色と黒だけで構成されていて蜂もびっくり全身警戒色なんですよね。
向かい側から学校へ横断歩道を渡ってくる場合はこのお顔が正面から見れるわけですが、頬のラインの丸さに年齢を感じられます。作者のこだわりですね。
下校の時暗い時間帯には少し怖そうです。もしかしたらこの小学校の七不思議なんかに数えられてるかもしれないですよね。
そういえば今は各学校に七不思議ってあるんでしょうか?昔は人体模型とか階段とか色々あったようですね。もう消えてしまった文化なのか疑問です。
歴史とちょっぴり不思議さを感じられる栄の立体物2選でした。
いかがでしたか?もし栄を通りかかった際に見かけたら「あっ!あの時読んだやつだ!」と思い出してもらえると幸いです。
ぜひ涼しい時期に栄に行ってみてくださいね。
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