“つくば市との地域関係性が深くなる”ことをしてほしいい
筑波国際カントリークラブへのインタビュー
聞き手 濱中いずみ 今泉優子 ・ 構成 劉山
筑波国際カントリークラブは、東京から約1時間のアクセスで、パワースポットで有名な筑波山、遠くには富士山、眼下に関東平野を一望できる筑波国定公園内に造られたコースがあります。コースから眺める筑波の山並みや関東平野は、まさに絶景の美しさです。晴れ渡る青空の下、自然と語らいながらスイングすればショットの冴えも違います。本格コースで、筑波の美しい自然を相手にダイナミックなプレーをお楽しみください。
ゴルフ場を地元住民等に開放し、活用できるようにするプロジェクトです。新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛等が要請されたことで運動不足などが問題となったことから、ゴルフ場を散歩コースや遊び場として開放することで、地域への貢献を図ります。また、クラブハウスの一部をイベントスペースなどとして開放し、地域のアーティスト等が活躍できる場を提供したり、地元農家等の協力を得て特産品等を販売するマルシェを行い、周辺市街地のPRに貢献するプランです。
―筑波国際カントリークラブの活動プラン作成の背景―
つくば市という地域(せっかくのポテンシャルを生かしきれていない) の関係性を深めることと地域とのつながりを生むこと、まだ眠っている資産を生かしたいと思います。
―筑波国際カントリークラブのプランの内容についてー
散歩コース・遊び場の提供することです。基本てきに自由に観光して、まだ芝地やバンカーなどは傷つけないようにしてください。
―利用者はどういう人が多かったか―
家族づれ(子供達の遊ぶ声って良いよね) 人は多いです。まだ、山道あるから、足が少し悪い人にはキツイかな。そして、県外からも人は来るけど、つくば市内からが多かった。
―どのように広報したか―
Facebookなどのネットワーク配信がある。
―ワインセラー提供と販売支援について、他の用途でも、必要に応じて倉庫を貸し出せるのか―
今はつくばワインとのつながりは無いです。新たにワイン事業を始める人のために開放します。例えばワインの試飲も兼ねたイバンと予定もあった。
―天空マルシェはどのようなつながりで実践可能になったのか―
大八車とマルシェ、2台の大八(1台は古民家、1台はゴルフ場)、 レストランで食事をする流れで食べ物を購入できる場所、帰る際のお土産などには可能です。
天空マルシェ(写真:地域に開かれたゴルフ場活用プロジェクト)
―農家さんや組合と提携し、協力して一緒にやっていく上で大変だったこと (ハード面:設営、ソフト面:情報共有等の連携、運搬など) ―
ゴルフ場とマルシェでの均衡した関係(どちらかが暴走することが無いように) は重要なことと思いますね、マルシェの趣旨を理解できる人はOK、もし自分の利益のみを考える人や大型農家はNGです。そして、小規模農家と協働を目指して、ゴルフ場はゴルフ場で、マルシェはマルシェで自立運営できるようにする。
―イベントスペースの提供、招待するアーティストを、どのような基準・流れで決定したか―
始めにやりたいことを決定して、次に会場と日時の決定すること。最後には、誰を呼ぶかを決定(ジャズイベントであったら、ジャズをやったことがある人)する。
―プランを振り返ってについて、実施できた一番の理由―
まずは、資源はあるのに使わないのは「もったいない」という思いがあるため、この資源はどうやって「楽しいと思えるか」「地域の課題として何を解決したいか」を考えがある。まだ、利益のことは二の次をしてほしいい。そして、硬い考え方(ちゃんとした利潤があるか、地域がどれぐらい活性化できるか、など)は良くないと思います。
―実施中に印象的だったこと―
カントリークラブ自体の雰囲気が変わった。まだ、地域活性化を自分たちが手助けしているという誇りを従業員が持つようになり、活動に対する積極性が高まった。
―特に困ったこと―
コロナ禍での活動の自粛です。
―コンペの経験が自身に与えた影響と現在―
「自分たちはこういうことをやっているよ」という認知の高まり、活動の知名度が上がった。
―展望について、今後どうしていきたいか、心配ごとはあるか―
コロナがいつ終息してくれるかな。
―個人的に考えている妄想アイデア―
ジャズや能などのイベントを行ってみたい